- ちょうこう
- I
ちょうこう【兆候】物事の起こる前触れ。 きざし。 しるし。II
「インフレの~がみられる」
ちょうこう【寵幸】特別にかわいがられること。 寵愛をうけること。III「~をほしいままにする」
ちょうこう【張皇】勢いを張り盛んにすること。IV「余(アマリ)に~し過(スグ)るに由りて/自由之理(正直)」
ちょうこう【張衡】(78-139) 中国, 後漢代の文人・天文学者。 文才にたけ, 詞賦をよくした。 天文においては渾天(コンテン)説を明確に論じ, 渾天儀(天球儀)や候風地動儀(地震計)などの機器を考案。 円周率の近似計算でも知られる。Vちょうこう【彫工】彫刻を職業とする人。 ほりものし。 彫刻師。VIちょうこう【朝沆】朝つゆ。VII「~を吸う/虞美人草(漱石)」
ちょうこう【朝貢】外国の使いが来て, 貢物をさし出すこと。 来貢。VIII「~船」
ちょうこう【潮高】⇒ 潮位IXちょうこう【聴講】講義を聴くこと。X「一回も休まず~する」
ちょうこう【聴香】香をかぎ分けること。 聞香(モンコウ)。XIちょうこう【調光】照明の明るさを連続的に増減調節すること。XII「~器」「~装置」
ちょうこう【調貢】みつぎもの。 貢調。XIIIちょうこう【調香】香水などで特定の香りを作り出すため, 何種類かの香料を調合すること。XIV「~師」
ちょうこう【趙高】(?-前207) 秦の宦官(カンガン)。 始皇帝の死にあたり丞相李斯(リシ)とはかって遺言を改竄(カイザン)し, 長子扶蘇(フソ)と将軍蒙恬(モウテン)を死罪とし, 末子胡亥(コガイ)を二世皇帝に立て, 酷法による政治を行なった。 ついで胡亥をも自殺に追いやったが, 次に擁立した子嬰に殺された。XVちょうこう【重厚】「じゅうこう(重厚)」に同じ。XVI「君のやうな~な人間から見たら/行人(漱石)」
ちょうこう【長庚】宵の明星。 ゆうずつ。XVIIちょうこう【長江】中国最長の河川。 青海省に源を発し, 四川盆地を経て華中の平野を東流, 東シナ海に注ぐ。 内陸交通の大動脈。 流域は米の世界的な産地であり, 重慶・武漢・南京・上海などの都市が発達。 長さ6300キロメートル。 揚子江。 チャン-チアン。長江(沿岸風景)XVIIIちょうこう【長江】流れが長い大きな川。XIXちょうこう【長考】長い時間考えること。XX「むずかしい局面で~する」
ちょうこう【長講】(1)普通より長い時間を費やす講演, または講釈。「~一席」
(2)〔「ちょうごう」「ぢょうごう」とも〕〔仏〕(ア)長い時日の間, 不断に法華経などを講読して功徳をおさめること。 (イ)「長講会」の略。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.